特定非営利活動法人朝倉川育水フォーラムでは、1997年にホタルの回復を通じた朝倉川の再生を実現するための指針として、「日本ホタルの会」の協力を得て、『朝倉川流域ビジョン』を策定いたしました。
その後、豊橋技術科学大学大貝教授(当時)の協力のもと「朝倉川流域ビジョン2005」を策定し、10年後の姿について提言をさせていただきました。その後、「朝倉川流域ビジョン2015 - 朝倉川とともに・・・子どもたちの体験を持続可能のチカラに・・・」を通じて、四つのアクションプランの提言をさせていただいています。
そして、創立30年を記念して2025朝倉川流域ビジョンとして「朝倉川の水の育て方」を通じて、いままでの流域ビジョンを踏まえながら三つの提言とアクションプランと発表させていただきました。
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「朝倉川の水の育て方」発刊にあたって
寄稿:多米の里山づくりを楽しむ会 大木伸浩様
寄稿:多米校区自治会 川本恭久様
愛すべき地域の生き物図鑑
●ゲンジボタル ゲンジボタル秘伝の書(多賀谷流)
●魚類 環境DNAによる朝倉川の魚類調査報告
●甲殻類
●その他、川の中で見られる動植物
●両生類
●爬虫類
●昆虫
●クモ類(ムカデ綱及びその他動物)
●陸産貝類及び軟体動物
●植物 寄稿:株式会社サンルイ・インターナショナル 森田敦子様
【朝倉川流域ビジョン2025】 〜持続可能に向けてのこれからの10年
生物多様性のためのビオトープづくり
森に親しむための里山づくり事業
朝倉川美化事業(朝倉川530大会)寄稿:Little by
Little 多米530運動部 和田蒼平様・友永英雄様
水辺の緑の回廊事業(植樹メンテナンス大会) 寄稿:ワルツ株式会社 片桐鉄也様
朝倉川調査研究事業
ホタル飼育ネットワーク事業
青少年育水事業 寄稿:学校法人桜丘学園 満田康一様
絶滅危惧種川ガキ再生事業
連携事業 寄稿:株式会社紅久 三浦裕司様
協力団体・関連団体・所属団体
組織基盤の強化
広報・PR啓発事業
朝倉川に願いを込めて
終わりに・謝辞
30年の歩み(年表)
朝倉川は豊橋市の東部弓張山地に水源を持ち、比較的人口の密集する東部の市街地を西方に流れ、豊川下流部に注ぐ流域面積17k㎡、流路延長8.63kmの一級河川です。
朝倉川の改修は昭和41年10月12日の水害を契機に実施されました。改修以前は流域の大半が山林と水田地帯となっていたため、水量も多く、多くの水生生物が生息し、ホタルの飛び交う自然溢れる姿がありました。昭和41年の洪水を契機に行われた災害復旧事業及び中小河川改修事業、柳生川水系内山川の朝倉川への流路変更や昭和44年に始った豊橋市多米土地区画整理事業などにより、流路や流量、護岸形態が大きく変容していく中、地域の皆さんが関わり、支えていくための道筋を示すことができればと思っています。
■ 絶滅危惧種「川ガキ」の再生に向けての制度づくりへの提言と体験の場面づくりのためのパートナーづくりの推進 | ||
子どもたちの体験を支えるための包容力ある社会の実現に向けて | ||
地域と世代を繋ぐための「地域市民参加型環境啓発事業」の継続 朝倉川530大会・朝倉川植樹メンテナンス大会など |
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環境の変化を体現するための環境のモニタリングの継続実施 河川調査(水質・生態系etc)、「朝倉川探検隊」 |
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壮大な研究施設としての滝ノ谷池ビオトープを利用した体験活動の実施及び、次代につながる知的好奇心の醸成 | ||
子どもたちの豊かな体験を育む環境を支えるための理念条例」の制定 | ||
■ 新しい水循環を支えるためのグリーンインフラ運動の推進 | ||
早められてしまった水循環を適正な速度にするための具体的な事例の推進 | ||
個人、事業者、行政のそれぞれのセクターに対しての運動促進やアワードの実施 | ||
■地域の人たちが自分たちの「水」を支えるための「水循環条例(理念条例)」の制定 | ||
世界に少ない「水道水を飲める国」としての誇りを保全に対する気持ちの醸成 | ||
利便性によって損なわれた水循環を再生するための代償制度 など |
〒440-8508
愛知県豊橋市花田町石塚42-1
豊橋商工会議所内
TEL.080-6923-5257
E-Mail hotaru@asakuragawa.net